新型コロナウイルスは、2020年2月の時点で世界保健機関WHOテドロス・アダノム事務局長がワクチン開発に12カ月〜18カ月を要するされ、INOVIO社が年末までに100万回分のワクチン製造を計画しているので年明けには終息に向かうと考えられています。

 

INOVIO社とは

INOVIO社は、SARSに続き発生した中東呼吸器症候群MARSコロナウイルスのワクチンを開発した在米韓国人ジョセフ・キム博士が代表を務める製薬メーカーであり、ジカウイルスやエボラ出血熱ウイルスの開発でも知られる製薬メーカーです。
INOVIO社は、ペンシルベニア州フィラデルフィアとミズーリ州カンザスシティーで新型コロナウイルスCOVID-19に有効なワクチン「INO-4800」の第1回接種を2020年4月28日に完了したと発表し、4週間後に2回目の「INO-4800」の接種を行うことから暫定結果が6月下旬に出るとも発表しています。

「INO-4800」は、中国が発表した武漢の新型コロナウイルスのゲノム解析に基づいて設計されたワクチンであり、ジョセフ・キム博士は3月時点でワクチンの設計が完了しており6月から臨床実験に入ると発表していました。
INOVIO社では、「INO-4800」のワクチン接種だけでなく並行して前臨床負荷試験を進行しており、ジョセフ・キム博士のスケジュール通りに進んでいると言えるので2020年末までにワクチン接種が開始される可能性が濃厚です。
そのため、ワクチン接種が開始しされれば新型コロナウイルスの終息も現実味を帯び、後は感染患者の治療が大きな問題となります。

 

治療薬について

治療薬は、HIV治療薬「ロビナビル」や「レムデシビル」に加えインフルエンザに有効とされる「アビガン」や関節リウマチ治療薬「アクテムラ」などの既存薬が臨床実験入っており、特に抗ウイルス薬レムデシビルは連勝実験も終わり日本国内でも5月から投与が可能になる治療薬です。

レムデシビルは、AIDSを発症させるHIV感染症の多剤併用療法に用いられている治療薬であり、新型コロナウイルスの治療薬にドラッグリポジショニングした医薬品なので医薬効果だけでなく安全性が高く効果が期待されています。
レムデシビルは、軽症患者だけでなく重症患者に対しても効果的に働くとされ、不足している人工呼吸器の現状を緩和軽減できると期待されている治療薬です。

 

アビガンは胎児の催奇性の発症率を高めるリスクがある

アビガンは、インフルエンザウイルスやエボラ出血熱ウイルスなど多くのウイルスに効果的働くことが実証されており、実際に患者に投与して症状が緩和改善したと数多く報告されています。
しかし、アビガンは胎児の催奇性の発症率を高めるリスクがあることから妊婦への投与が禁忌とされ、重症患者に対する効果が懐疑的なことなどのデメリットがある治療薬です。

しかし、インフルエンザのパンデミックに備えて備蓄されているので、医療現場への流通がレムデシビルよりも迅速に進むと考えられています。
日本国内では、呼吸器系に重篤な症状が現れることから帝人ファーマの吸入型ステロイド喘息薬「シクレソニド」の臨床試験が行われており、シクレソニドは吸入時に主成分の53%が肺に分布することから肺炎症状の緩和および消失により重症化リスクや致死リスクの抑制が期待できます。

 

まとめ

新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスと同様にスパイク状のタンパク質を持っているので突然変異が発生しやすいウイルスであり、実際に中国武漢で発生が確認されたウイルスとは型が異なり全世界で複数の型が存在しているので1度感染した人も再び感染することもあるので世界保健機関WHOが終息宣言を発表するまで気を抜けない危険な感染症です。